ABOUT
静岡県に拠点を置く「晩茶」の再興を目指すグループです。
松下智元愛知大学教授の指導のもと、日本各地に点在する伝統的な製法により作られた「晩茶」に対して、調査研究、普及促進、生産拡大に向けた活動を行うことにより、晩茶文化及び茶業界の発展に寄与することを目的として設立されました。
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晩茶研究会設立趣意書
リーフ茶の消費が減少し、茶の取引価格が低迷している現在、日本茶業は危機的な状態に置かれていてると言っても過言ではない。
このままでは養蚕業の二の舞になり、急激な衰退が起きることになるのではないかと思う。
幸いにして茶は、飲み物であり、身体の諸機能に効能を持っていることである。茶の諸機能の真髄はタンニンであり、タンニンを活かした茶が晩茶であり、その晩茶は日本の煎茶よりはるかに長い歴史があり、茶の原点といえるものである。
現在の茶の危機に際して、この原点に立ち返って、現在の茶を考える必要がある。本会の活動を通して、日本各地に伝承されている晩茶を育て、晩茶の良さを守り、広く人々に知っていただき、日本茶再興のいち方途ともなることを念願するところである。
よってここに晩茶研究会の設立を発起する次第である。
令和2年3月21日
設立者 松下智